【犬を飼う】かねてより念願だったシーズー犬を飼うことになりました

シーズー
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ワンちゃんの生涯にかかる費用

犬の寿命は犬種にもよりますが10年から13年と言われています。

そしてワンちゃんの生涯にかかる費用は病気をしなかったとしても150万円から350万円掛かると言われています。

その内訳は犬の食費やペットシート、シャンプーやおもちゃなどの日用雑貨、そして医療費です。

毛が生え替わらず伸び続ける犬種(シーズーやポメラニアンなどの長毛種)は美容院代も掛かります。

また、生活パターンもワンちゃんに合わせる必要が出てくるでしょう。

起床時間、エアコンやヒーター、旅行やお買い物などのちょっとしたお出かけでさえワンちゃんのことを基準に考えるようになります。

人が我慢できる気温でも、ワンちゃんにとって厳しいならエアコンなどを常時運転する事もあります。

なので当然光熱費にも影響は出てきます。

さらに家具や身の回りの小物、壁紙や柱など、破壊したり汚してしまうリスクもあります。

妻はお気に入りの靴のヒールを齧られてかなり凹んでいました。

それだけならまだしも、電源コードをかじったり、尿を被った家電製品で感電したり火災が起きたりする事故もあり得ます。

そして医療費は基本的に全額負担で高額です。

ペット保険は保険金請求の条件がなかなか厳しく、保険で支払う額に見合ったサポートは実際には受けられないと思っておいた方が良いでしょう。また保険が適用できる年齢にはほとんど病気せず、保険が掛けられない年齢になってから病気は一気に増えます。つまり仕組み上、保険で支払う額以上に保険金が受け取れるようなことはほぼありません。それより将来の病気に備えて積み立てた方が飼い主さんにとっても有益です。

ちなみに毎年処方されるフィラリア予防薬だけでも血液検査込みで超小型犬ですら3万円以上掛かります。

内臓の病気を発症すれは療法食と言う高価なフードを与える事になります。先代の犬は亡くなるまでの5年以上療法食を与え続けました。

晩年には腫瘍や尿石症も発症したので手術もしました。その時は手術代以外に診察と投薬に1ヶ月4〜5万円は掛かっていました。

そして僧帽弁膜不全症候群の為の手術に100万円という最後の決断を迫られました。もちろん貯金はありましたし、成功率が高ければ迷う事なく手術を受けるつもりでした。

しかし手術成功率は50%、半分の確率で最後を看取れないのとその後の1年生存率もかなり低かったので苦渋の選択で断念しました。

このようにとてつもなく費用が嵩む事はよくある事です。

ペットと飼い主の寿命

そして、犬猫に限らずペットを飼うにあたっては飼い主の寿命も考慮する必要があります。

ワンちゃん猫ちゃんなら13年、長くても20年ですが、鳥類の中でもオウムは大変な長寿でなんと約40〜60年なんだそうです。

場合によっては同じ年に生まれても飼い主の方が先に亡くなってしまい、親が飼っていたオウムを子や孫の代で看取るなんてことは珍しくないそうで飼い主に先立たれたオウムの社会問題も聞かれます。※オウムの仲間のキバタンは100歳を超える事もあるそうです

また犬も長寿になれば当然介護が必要になってきます。

もし自分が介護される歳になってペットも介護が必要になったらお互い辛い思いをする事になるでしょう。

その事を思うと犬を飼う決断年齢は50代までと私は自分自身に決めていました。

私が考える犬を飼うことに向いていない人

  • しつけができない人(飼い主や他人、他犬を攻撃したり、拾い食いや異食、逃走、破壊行動などのリスク大)
  • 遠方への旅行が好きな人、頻繁に家を空けてほとんど犬と関われない人
  • 犬にお金を掛けない、世話ができない人(定期検診、ワクチン接種、糞尿などの処理、良い食事や運動)
  • 頻繁な転勤や入院が多い人
  • 犬アレルギーを持っている人、免疫関係の疾病がある人
  • 飼育環境が整っていない(ペット飼育不可の物件、小さいお子様優先の家庭、不相応な多頭飼い)
  • そもそも犬に関心がない人、子犬の時の可愛さ以外興味がない人

上記のリストはあくまで私の独断と偏見ですが、向いていない人は飼うための十分な調整や、環境を整えてからだと思っています。

狂犬病ワクチンの接種についても、現在の日本の狂犬病は撲滅されています。しかし日本は過去に狂犬病に苦しめられてきた経緯があります。そして日本の周辺諸国では現在もなお狂犬病の脅威にさらされています。

「日本は狂犬病を撲滅したからワクチンなんて打たなくても大丈夫」と考えるのは甘いです。もし日本で狂犬病が確認されたら、狂牛病や豚コレラと同じように接種していないワンちゃんは殺処分になるかもしれません。

また旅行好きでワンちゃんと一緒に旅するのは結構ですが、旅先の感染症を持ち帰ってしまうリスクもあります。

ペットを飼うことのメリット・デメリット

犬を撫でたり一緒に過ごす事で幸せホルモンと呼ばれる「オキシトシン」が分泌され、ストレスの解消やリラックスできるなどの効果があります。

また認知症や鬱症状の人が犬によって癒され、症状が緩和されたり改善するなどアニマルセラピーの効果も期待できます。

私の経験からも犬を飼っている時こそ人生の中で一番自分が輝ける時代でした。

この上ない珠玉の幸せを感じていましたし、やる気や困難に立ち向かえる勇気が湧いてきました。

そう考えるとお金を掛けたりお世話をするのは大変でも、それ以上の恩恵を受けられたと思っています。

ただし、お別れする時はいつかやってきます。

先代の犬は、私の腕の中で息を引き取りました。

13歳とほぼ平均的な寿命でしたが、病気以外はまだまだ元気で散歩も食欲も旺盛だったのに、肺に溜まった大量の体液を吐いて絶命しました。

それ以来、私は体調を崩し病院で検査をするも原因不明な下痢が続きました。

いわゆるペットロス症候群です。ペットロス症候群は精神だけでなく身体にも影響を及ぼします。

なので犬を飼う事とは、十分すぎるほど得られるメリットがあれば、体調を崩すほどのデメリットもある事を覚悟する必要があると私は考えています。

まとめ

結果的にはワンちゃんを飼うことにメリットを感じるのであれば飼った方が良いと思いますし、体調を崩すとはいえペットロス症候群はそれほど怖れなくても良いと思います。

飼い主さんがいつまでも悲しんでいるよりは、飼えるうちに新しいワンちゃんを迎え入れ楽しく暮らしている方が、亡くなったワンちゃんもきっと喜んでくれます。

むしろ失う事を恐れるほど犬を愛することができる人にはぜひ飼っていただいて、世界一幸せな犬を1頭でも多く増やせたらいいなと思います

シーズー

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