【ナイトガード】歯ぎしりのひどい人は歯医者さんでマウスピースを作ってもらおう

歯医者
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私は歯ぎしりがひどく、かなりの騒音レベルです。

普段より、妻から歯ぎしりがひどいと言われていましたが、自分には認識はありませんでした。

ところが数年前に、歯医者さんから歯が異様に擦り減っていることを指摘されました。

おそらく歯軋りが原因である事から「ナイトガード」をお薦めされました。

目次

ナイトガードとは

ナイトガードとは、簡単に言うとマウスピースのことです。

ただ、スポーツ用のマウスピースとは違って、ナイトガードは夜寝る時だけ使います。

歯軋りのひどい人は、自分自身で歯にダメージを与え続けているので、虫歯や歯槽膿漏などの歯周病が無いのにもかかわらず、若くして歯を失ってしまう恐れがあります。

ナイトガードは、その歯軋りから歯を守るためのもので、歯の残存年数を温存することができます。

ただし、自分の歯の型をとって作らないと、噛み合う力が分散されず、一部の歯だけに負担がかかったり、就寝中に外れてしまったりして効果が薄いので、汎用的なマウスピースはお勧めしません。

犬歯
歯軋りで何十年と自分の歯を削ってきた結果、犬歯が平らになってしまいました

実際どんなものか

ナイトガードは上顎のみ作ります。写真のナイトガードはかなり厚手のソフトタイプです。

ナイトガード装着
ナイトガードを装着したところです。自分の歯の型をとって作られているので違和感はありません。

歯医者さんと取引しているメーカーによって、素材や厚み、耐久度が違いますが、大まかにハードタイプとソフトタイプがあります。

ハードタイプ
プラスチックのような硬い素材で、入れ歯のような感覚のため違和感は少ないです。ただし、取り外すときやお手入れの時に無理に力を加えたりすると、割れてしまう恐れがあります。(U字の形のため開くように力を加えると簡単に割れます。割れてしまうと気道を塞ぐ危険性があるので使用できません)

ソフトタイプ
硬めのゴムのような素材で、耐久性はハードタイプより低めですが、素材や厚みによっては長持ちします。そのかわり装着感は、慣れるのに時間が掛かるかもしれません。(個人の感想です)

じゅうえん

ちなみに私の場合、ソフトタイプは硬いステーキを食べる夢を頻繁に見ます

夜寝る前に装着し、朝起きたら外します。入れ歯ではないので、装着したまま飲食するのはナイトガードの保ちと衛生上よろしくないのでやめましょう。

おすすめは殺菌消毒系のうがい薬で口の中を濯いですぐに装着すると、朝起きた時の口の中が不快になりません。

ただし、うがい薬の中には酸性のものがあり歯を溶かす恐れがあるので、その場合は軽く水で濯いでから装着します

いくらかかるのか

ナイトガードはスポーツ用のマウスピースとは違い、保険が適用されますので、自己負担は3割の3,000円ぐらいです。

スポーツ用では全額自己負担の10,000円〜なので保険適用は大変ありがたいですね。

ただし、次に作り直すナイトガードは前のを作ってから半年(6ヶ月)以上経っていないと保険適用ができません

その為、噛む力が強い方はすぐ穴が空いてしまうと6ヶ月経たずに作り直すことになり、その際は保険適用されませんので注意してください。(私がそうです)

ナイトガードの制作期間は、歯の型を取って歯型を作り、そこにナイトガードを形成していくため、最短でも1週間以上はかかります。

どれぐらい持つものなのか

個人差はありますが、歯医者さんから伺ったところ、普通の方なら2年ぐらいは持つとのことです。

ただ、私の場合噛む力は尋常ではなく、初めて作ったハードタイプのナイトガードは2週間で粉砕。ソフトタイプも標準の厚みではすぐに穴が空いてしまい半年持ちませんでした。

そこで、歯医者さんを変えたところ、歯医者さんの取引先メーカーが違うのか、ナイトガードの素材が変わって長持ちするようになりました。

ナイトガードのメーカーや素材はいくつかあるようです。

それでも私の場合は1年で穴が空いてしまい、先生も驚いてました。

お手入れ

お手入れは一般的な入れ歯と同じですが、ハードタイプとソフトタイプどちらも熱によって変形しやすいので、熱湯での消毒や洗浄はやらないようにしましょう。

そして、入れ歯同様に歯ブラシで擦ると、目に見えないキズがついてしまい、細菌が繁殖する原因になります。

また、こまめに洗浄しないと写真左のように歯石がついてしまい、装着感もズレてきます。白いのは歯石で、指でゴシゴシ擦っても簡単には落ちません。

マウスピース専用の洗浄剤でこまめに洗浄しましょう。

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まとめ

今回は歯軋りから歯を守るナイトガードをご紹介しましたが、歯医者様によると人の歯の耐用年数は50年なんだそうです。

そして当たり前ですが歯は部品のように取り替える事ができません。

今ある歯を大事に、8020運動という「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という運動が1989年に当時の厚生省と日本歯科医師会が提唱して開始されました。

美味しいものを美味しく食べられるのも、楽しくおしゃべりできるのも、歌を上手に歌えるのも、良い笑顔ができるのもみんな歯のおかげです。

いよいよ人生100年時代、ぜひ自分のかけがえのない歯を大事になさって、より良い長生きを目指しましょう。

歯医者

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