普段使わないアドレスに、ぱっと見正規かわからないメールが届きました。注意喚起も含めて明らかに迷惑メールだと確認したものだけをこれから掲載していく予定です。
ETCシステムア通知

ETDシステムア通知って、アってなによ?システムアラートから編集したのかな?
しかもトップレベルドメインが「.am」ということは西アジアの南カフカス地方にあるアルメニア共和国に割り当てられた国別トップレベルドメイン(ccTLD)です。怪しさマックスです。
ETCは利用しているのでぱっと見こんな通知が来たら思わずリンクに飛んでしまいそうですが、ツッコミどころがあるとジャンクメールだとすぐバレてしまいます。
そして、ETCマイレージサービスに登録していない捨てアドに届いたので迷惑メール確定です。
このメールタイトルで検索してみたらちゃんとヒットしましたよ!
ETC利用照会サービスを騙る詐欺メールに関する注意喚起(国立大学法人 電気通信大学様より)

本物かもしれない「解約予告のお知らせ」というメール
つい最近、2022年7月ごろから「解約予告のお知らせ」というメールが届くようになりました。
しかも解約予定日を過ぎてから尚も解約予告のお知らせが届き、その都度予告日も延長されて度々届きます。
どうせ詐欺メールだろうと思っていましたし、送信元も本物は「admin@ml.etc-meisai.jp」から「admin@ml.etc-eisai.jp」とほんの少し変えたアドレスを使ってくる姑息な手を使ってくるなぁと思っていました。



ところがです。
こいつはどうも本物っぽいです。
なぜかと言いますと、本物のETC利用照会サービスにログインし直してからは、このメールが届かなくなったのです。
なので、ETC利用照会サービスから頻繁に「解約予告のお知らせ」というメールが届くようになったら、メールのリンクを使わずに以前ログインしたブックマークまたは正規のETC利用照会サービスを検索して一度ログインしてみることをお勧めします。
ETC利用照会サービスによると、もし自動解約扱いになったとしても再ログインすれば再び使用できるようです。
迷惑メールかどうかわからなかったら?
迷惑メールには読んだものをパニックに陥れて正常な判断をさせないようにする心理テクニックが用いられています。なので、ますは焦らずに以下の手順で確認しましょう。
1.決してメールのリンクを利用しない
たとえ思い当たるサービスだったとしても決してメールのリンクを利用しないようにしましょう。コピーしてもダメです。過去にサービスのブックマークを保存していたらそこからログインしましょう。
またブックマークをしていなかった場合は、サービス名を検索してトップに来るサイトであればほぼ正規のサービスです。メジャーなサービスであれば、さすがにgoogleさんも正規サイトを差し置いて詐欺サイトを検索結果のトップに持ってくるようなことはないでしょう。※最近では検索トップにも詐欺サイトが出てきてしまうことがあるようです。

メールのリンク先を見るとhttpsになっています。アクセスしても「鍵マークが出るので安心」というわけではありません。SSLとはサイトとのやりとりが暗号化されて安全な送受信を行っているだけで、そのサイトが安全である保証ではありません。
2.そのメールあなた宛ですか?
迷惑メールは不特定多数の人に同じ文章を一斉に送信するので、宛名が明記されていません。「お客様各位」「ご利用のお客様へ」「ユーザー各位」などとなっています。正規のメールであれば具体的に「○山△太郎様」などと明記されていればます。
ただ、手の込んだところでは宛名にメールアドレスや、アドレスの頭の文字列(ユーザー名)を抽出して宛名にしている場合もありますので注意してください。
例)abcdef@ghijk.co.jp宛に「abcdef@ghijk.co.jp 様」←メールアドレスを抽出
例)abcdef@ghijk.co.jp宛に「abcdef 様」←メールアドレスの@より前の部分を抽出
3.決してメールのお問い合わせ番号に電話しない
「アクセスも検索もわかんないし、本物かもしれないから電話して聞いちゃうもんね」とお考えの方は、まずは落ち着きましょう。メールに書いてある番号は正規のものではありません。ちゃんと検索するか、サービスのパンフレット、契約書、カードや封筒などがあればそれに記載してある電話番号に問い合わせましょう。
4.おかしな日本語
メールの文章を読んでみて、おかしな日本語ならほぼ迷惑メールです。
例)お客様の〇〇アカウントに異常ログインされたことがありました。お客様のアカウントの安全のために、ウェブページで検証してお願いします。こちらのURLをクリックしてください。安全認証:リンク先URL
例)いきなり「こんにちは」から始まる(英語メールはいきなりHelloで始まるので違和感ない)
でも最近日本語のしっかりしているメールも見かけるのでこれだけで判断しづらくなりました。たぶん正規のメールから文章をコピペして使っていたりするので厄介です。
あやしいサービスにも御用心
もしアクセスしてしまうと被害に乗じて「迷惑メールを止めてあげます」というあやしいサービスに引っ掛かる可能性があります。迷惑メールとわからずにアクセスし、後日「こういったメールにアクセスしませんでしたか?それは詐欺サイトです。私たちならあなたを救済してあげることができます」と電話なりメールなりで近寄ってくる可能性があり被害がさらに倍増します。

いかがでしたでしょうか。これから迷惑メールと判断したものをコレクションしていきます。どうぞよろしくお願いします。最後までお読みいただきありがとうございました。