自分は老害かもしれないという自覚があったので、戒めも込めてこの記事を投稿します。
50代から全ての人はこうなるとは思わないで欲しいのですが、歳をとるにつれてこのような傾向になりやすいのは確かでしょう。
そこで「老害」と呼ばれないようにするにはどうしたら良いか・・・
私が考える老害の前兆とその対策を書いていきます。
1.とにかく説教したがる
目に付く気に入らない事があればとにかく説教をするようになります。その説教も意味あるものであればよいのですが、その説教はあなたの憂さ晴らしになっていませんか?憂さ晴らしなら受け手にとっては迷惑だし、時間も取られてむしろ業務妨害です。
相手が失敗した時、後からなら何とでも言えるような事を平気で言います。ジャンケンで「何でチョキを出したんだ!パーなら勝てたのに」というような不毛なアドバイスです。
ついには相手が何も失敗していなくても、過去の失敗を穿り出して唐突に説教し始めます。こうなったら確実に老害です。
失敗を責めても相手は既にわかって反省してるので「君が頑張ってるのはいつも見てるから応援するよ」など慰めるぐらいがちょうど良いでしょう。怒りたい気持ちはグッと堪えて、改善策も相手に任せましょう。
2.自慢話をする
自慢話ほど人の役に立たない話はありません。
聴かされる人にとっては拷問の時間です。
周りのリアクションを期待するあまりひたすら続けますが、周りは正直ウンザリしています。
末期症状では同じ話を2回、3回、4回と繰り返します。
そんな時は自慢話よりも笑ってもらえる失敗談の方がずっと役に立つでしょう。
3.昔話をしたがる
昔話には説教や自慢話が混ざり合った非常に厄介な複合体です。
お歳を召すとこの傾向がさらに悪化し、同じ話を2回、3回と繰り返します。
面白い話だったらよかったのですが、つまらない話やオチのない話だと最悪です。
「昔は〜」のワードが出たら自分を戒め話を短くしましょう。短くできないならあきらめます。
どうしても昔話をしたいなら同窓会をひらけば大丈夫、思う存分昔話に花を咲かせられます。
4.嫉妬する
若い人がどんどん昇進していったり、手柄を立てることに不満を感じるなら立派な嫉妬です。
昇進や抜擢にはちゃんと理由があります。その人の弛まぬ努力の結果です。自分は活躍もせずに昇進してきたのならそれはただの年功序列、その昇進に価値はありません。
また、後輩や部下が良い提案を出してきても頭ごなしに否定したり、部下が自分のできない能力を発揮するのを見て文句を言うのもこの嫉妬です。これはパワハラになりますので要注意です。
部下の能力を素直に認めましょう。
末期症状では妨害工作に出ます。悪い噂を流したり、自分の手柄にしたり、最悪の場合嘘の報告をしますがそれは犯罪行為です。
人の悪口など決して言わないように。悪口は悪口を吐いた人の価値を下げます。
それより影で褒め称えればあなたの価値も上がります。
5.自分の衰えを認めない
能力が衰えてくると周りについていけず、周りが忙しそうなら「忙しいフリ」をします。「働かないおじさん」の真の姿です。
それがまた本人は忙しいフリが完璧にできてると思い込んでいるのですが・・・はっきり言います。完全にバレています。あきらめましょう。
そして指摘されると自分の衰えを責められていると思って猛烈に怒り出します。
最悪の場合、パワハラで部下の手柄を自分の手柄にすり替えることにもなりかねません。
歳をとれば能力が下がるのは自然なこと。自分の能力を認め、周りが忙しそうな時は自分がサポートできることを申し出ましょう。大丈夫です、思ったほど面倒なことは頼まれませんし、むしろ好感度が上がります。そして出来ないと思ったら助けを求めましょう。
6.何でもかんでも決めつける
「こうあるべきだ」「こうして当たり前」「こんなの常識だ」こんな風に思うようになったら要注意!さらに相手に強制しだしたらもう老害です。
男ならこうあるべきだ。女ならこうあるべきだ。会社は、国は、世界はこうあるべきだと思うようになってしまい、自分の思い通りにならないと全てそれらの責任と思い始めます。
とある会社で「営業は足で稼ぐべきだ」と営業のデスクワークを認めない役員さんがいました。
「若い奴はもっと苦労しろ」と今だにアナログ作業を強制する重役さんがいました。
こうなってしまうと定年後は「女房は旦那に尽くして当たり前」「子供は親のためにこうしろ」と家族にいつも文句を言う爺さんになってしまい、ついには家族にすら見放されてしまいますよ。
自分の活躍していた時代は自由にやらせてもらっていたことを思い出し、今の若い世代が十分活躍できるよう言いたい文句はグッと堪えて余計な口は出さないようにしましょう。
自分を振り返るとこんな感じだったよなぁ
ほんと、書いていて自分を振り返るとこんな感じだったよなぁとつくづく思います。
でもね、50代となると気力が1日持たないんですよね。
自分のペースが周りに合わせられなくなっちゃう感じなのです。
まさに持久走の「周回遅れ」の気分です。
「周回遅れの俺に周りのサポートしろだなんて、そんな無茶な!」と思うようになります。
なので定年までサラリーマンを続けられる人は体力面も気力面も人徳も、ある意味凄いなぁと思いました。
老害にならないためには常に自分を観察し続けることが大事だと思います。

私の独断と偏見で書いた記事なので真剣に受け止めなくても良いですが、書いてあることが胸に刺さるようでしたら改善しましょう。
50代はまだまだ若いです。自分以外は全て顧客だと思って行動しましょう。