本当は良くない事ですが実は今まで火災報知器を設置していませんでした。当然貸家にするには必要と賃貸管理会社さんより指摘を受けました。
どうも2006年から義務化されていたようで、そういえばなんか聞いた事がある程度の認識でした。ただし設置していなかったとしても罰則がないので放置してしまったのですが、義務である以上設置することにしました。
義務化当時の火災報知器は1つ¥5,000〜¥8,000以上したような気がします・・・そういえばあまりに高すぎて設置を見送ったような覚えがあります。
お手頃になった火災報知器
今回お手頃価格で10個まとめ買いしました。1個当たり¥2,000以下と大変お手頃になってました。しかも電池が約10年持つものですので交換の手間も少なくてすみそうです。今回購入したのは煙式です。これ以外に「熱式」もありますので場所によって使い分けた方が良いかもしれません。

設置義務のある部屋は「寝室」と「階段上」あるいは「廊下」です。自治体によってはこれにプラスして「台所」もあるようなのであらかじめ調べておきましょう。できれば義務のない部屋も寝室として使われる可能性があれば設置しておいた方が良いと思います。※一般社団法人日本火災報知機工業会では全ての居室に取り付けることをおすすめしています。
取り付け位置には苦労します
取り付け位置は部屋の中央が望ましいそうなんですが、天井の中央といえばだいたい照明が取り付けられています。


設置できる範囲をクリアしようとするとかなり限定されて取り付け位置に苦労します。埃や煙を感知しやすいので線香を炊く仏間や台所など煙の発生しやすい場所では熱式を検討した方がよさそうです。ちなみに熱式は煙式よりすこし緩めになっています。熱式は65℃〜70℃で感知するようですのでエアコン出口は避けた方が良いです。





天井へ楽に取り付ける方法
取り付け位置を決めたら、まずネジを1本だけ打ちます。




その後はネジを増し締めして完全に固定します。

取説の通りに動作チェックをして完了です。取り付け自体は非常に簡単なのですが、取り付け位置を決めるのにかなり悩みます。6畳部屋ならともかく4畳部屋になると条件に合う位置がほとんど無いと思ってもらっていいでしょう。その場合は熱式にして多少条件を緩くしてみる手があります。
悪質な火災報知器の訪問販売にご注意!
冒頭で設置義務があると述べましたが、罰則はありません。ところが「消防署から来た。おたくは違反しているので云々」と違反を理由に半ば脅迫するような形で、粗悪な火災報知器を高額で設置するなど悪質な訪問販売がいるようです。今回設置した火災報知器は10個で2万円弱。たかだか3個程度を20〜30万円で設置するような訪問販売にあっても応じないようにしましょう。

今回の記事いかがでしたでしょうか。火災報知器は随分と安くなりました。火災による死亡原因の5割は逃げ遅れなんだそうです。まだ取り付けていない方は是非検討してみてください。