法務局で無事登記完了!

先日の「素人が土地の登記移転届をやってみた」からほぼ10日後、完了予定日の翌日に「登記識別情報」を受け取りに行きました。
この登記識別情報はいわゆる「権利証」と呼ばれるものでこの権利証を持っている者がその不動産の所有者となるものです。そしてこれは「土地」と「建物」が別々の登記になります。
法務局の支局へ受け取りに出向くと、前回私が訪れた時はスーツ姿の方が多く緊張しましたが、本日はおばあちゃんの土地がどうのこうの相談に見えた一般の方も登記申請などで訪れていらっしゃるようで、市役所の延長みたいな雰囲気でした。
そしてこの登記識別情報にはアルファベットと数字の符号が記されているらしいのですが、盗み見されて盗難にあう恐れがあるとのことで目張りされています。なんでもその符号を知っている人=所有者として扱われるみたいで何それ怖いと思いました。
余談で、昔のドラマで家と土地の権利書が奪われて一家路頭に迷うみたいな話があったような気がしますが、登記識別情報はそれぐらい重要な書類です。
ただし奪われたところで盗難届や法務局への不受理届けで所有権の移転は無効にできるので実際にはありえませんが、盗人がそれを持って第三者へ売買して成立してしまった場合、かなり厄介な事になりますので注意が必要です。
今は紙の証書を持っていますが、登記が完了すればオンライン申請で証明書の発行が可能な時代になりました。もしハッキングされて情報をめちゃくちゃにされたら堪ったもんじゃありませんが、もしそんな事が起きるような事態になったら、ここより銀行や企業が先に狙われるんじゃないかと思いますので要らぬ心配はしないでおきます・・・
次は住居の登記です
土地が終わりましたので、お次は住居の登記になります。流石に調査・測量までは資格のない素人の私ではできませんのでそこは土地家屋調査士さんにお願いしないといけません。
早速返還されてきた戸籍関係の書類一式を土地家屋調査士さんに郵送しました。ちなみに調査と登記手続きの費用として十数万円かかります。
少々高いと感じるかもしれませんが、そもそもこれをクリアしないと建物を売ることも貸すこともできないので必要な投資と思って依頼しました。
私の父同様、建物を新築したのに登記だけでも結構なお金がかかるので建物の登記だけしない人がいらっしゃるかもしれません。
でもせっかくの財産です。登記していなければ売るにしても売買が成立できないので、後々結局登記手続きする事になりますから、不安な方は一度所有者に聞いてみるか役所の税務課で聞いてみるのが良いでしょう。

登記をするのは土地家屋調査士さんではなく行政書士さんが登記手続きをします。もしご相談されるなら行政書士さんに問い合わせしてください。