今まで確定申告はやったことがあるので、どれだけ複雑で難解で知識が必要なのかはある程度覚悟していました。
しかも今年は個人事業主として初めての確定申告です。
期限までに完了できるかどうか不安だらけでしたが、freee会計のコンパネに「2021年度の確定申告をはじめる」が出ていたのでそれに従って確定申告することにしました。
本来なら確定申告と言えば2月15日から受け付け開始なのですが、電子申告の場合は1月中旬から受け付けています。私の場合、現段階で申告に必要な書類などはもう揃っていたので、まだ1月でしたが確定申告することにしました。

確定申告する前に準備するもの(電子申告)
ちなみに今回電子申告に使う私のPCの環境はApple M1 iMacとiPhone Xsです。
- e-Taxの国税電子申告・納税システムの利用者識別番号(事前に取得)
- パソコン(Macでも可能)
- マイナンバーカードを読み取る機器(対応スマートフォンまたは対応カードリーダー)
- 自分のマイナンバーカード
- 配偶者や扶養者がいらっしゃる場合は配偶者・扶養者のマイナンバー(番号のみでカードは不要)
- 取引先で源泉徴収している場合はその源泉徴収票、雑所得や配当所得、医療費、税理士報酬、保険、ふるさと納税などは 以降の入力に必要になってくるのでまとめておいたり証明書を用意しておく
- マイナポータルは事前に登録を完了しておく(電子証明書パスワードが失効していないか要確認)
電子申告するならぜひe-Taxの国税電子申告・納税システムの利用者識別番号を前もって取得しておきましょう。取得したら番号を表示した画面をプリントアウトしておいて、いつでも見られるようにしておくと便利です。

私のM1 Macでいつも使っているブラウザ「Google Chrome」ではPC環境に不備とアラートが出て進行できませんでしたが「Safari」で行うと進めることができました。



あと、マイナカードを読み取れるiPhoneで済ませられるならカードリーダーライタは不要と考えたのでカードリーダーは買っていません。おかげで無駄な出費はありませんでした。安くても6,000円ぐらいしますからね。
基本情報を入力したら質問に答えるだけ
基本情報を入力したら質問に答えていき、はい○の場合はその項目を入力していきます。
- ○× 会社から給与を受け取りましたか?
- ○× 源泉徴収されている事業所得、不動産所得はありますか?(源泉徴収票があれば楽です)
- ○× 雑所得、配当所得、一時所得はありますか?
- ○× 株式の取引はありますか?
- ○× FXの取引はありますか?
- ○× 仮想通貨の取引はありますか?
- ○× 仕入れた商品の中に在庫がありますか?
- ○× 仕事とプライベートで兼用しているものはありますか?(家事按分)
- ○× 税理士や弁護士などに報酬を支払いましたか?
- ○× 前年度に損失を繰り越しましたか?
- ○× 養っている配偶者はいますか?
- ○× 子供などの扶養家族はいますか?
- ○× 病気等で病院に行ったり、医療用の市販薬を購入しましたか?
- ○× 生命保険に加入していますか?
- ○× 地震保険に加入していますか?
- ○× 国民年金に加入していますか?
- ○× 国民年金基金に加入していますか?
- ○× 国民健康保険に加入していますか?
- ○× その他の社会保険料を支払っていますか?
- ○× ふるさと納税などの寄附をしましたか?
- ○× 小規模企業共済や企業型・個人型年金等の掛金を支払っていますか?
- ○× 過去10〜15年以内に住宅ローンを組んでマイホームを購入またはリフォームしましたか?
- ○× 6月中旬頃に税務署から予定納税額の通知書は届きましたか?
必要な書類が自動で出来上がった
ここまで簿記の知識もなく、決算書類の作成も初めてですが確定申告に必要な書類「確定申告書B 第1表」と「確定申告書B 第2表」そして「所得税青色申告決算書」が自動生成され、いつでも提出できる体制が整いました。
次は「利用者識別番号」「自分のマイナンバー(個人番号)」「扶養家族のマイナンバー」を入力、そしてあらかじめスマホにインストールしておいたfreee電子申告アプリを使って申告。
全てfreeeアプリのエスコートで無事に申告を完了できました。
※電子申告なら土日祝日等も含む24時間利用可能なので時間を気にせず申請ができます。ただしメンテナンス中は申請できないので要確認
※通常なら社会保険料控除の証明書・生命保険料控除の証明書を提出するところですが、電子申告なら省略可能ですので心配いりません。
まとめ
freeeを使った確定申告(電子申告)の大まかな流れ
- freeeのメニュー「確定申告」から「確定申告書類の作成」を選ぶ
- 基本情報を入力
- 追加情報(質問に○か×で答えて)を入力する
- 確定申告書B 第1表/第2表と所得税青色申告決算書が自動生成される
- freee電子申告アプリをインストール
- マイナポータルにアクセス
- スマホのfreee電子申告アプリから申告書類をアップロード
- 受け付け状況を確認して終了
※スマホでアップロードになったのはパソコンのカードリーダーではなくスマホでマイナカードを読み取ったためだと思います。カードリーダーがある場合はパソコンからアップロードになると思います。
ここまで簡単にできてしまった理由を考えてみたのですが、今回私の売上の全てが1つのクライアントからだったのと、支給された素材を加工するだけの事業なので仕入れや在庫管理などが全くなく、非常にシンプルな会計で済んでいたことが挙げられます。
ただ、これからいろいろな事業に着手していくとなると仕入れや在庫の概念が必要になってくるかもしれません。なので簿記はこれから必要な知識であると認識しています。
また、取引も常日頃からこまめに記帳していたおかげでスムーズに申告を済ませることができました。
慣れてくればこれからどんどん事業を拡大していこうと思います。
後日、所得税還付金が振り込まれました
世の中ではまだ確定申告期間突入前というのに、電子申告をした私の方はすでに所得税還付金が振り込まれました。(提出から3週間ほど後に振込み)