50歳になると次々と体にガタが来ます。
自分には縁がないと思っていた疾病に突然襲われることになります。
毎日健康のために運動している人や、食事に気を遣っている人も関係ありません!
健康のように見える方でも来る時は来ます。
健康診断の結果なんて気にしない、お医者さんに掛かったことすら無い、なんて人ほど要注意です。
そしてもし発症してしまった場合、通院で済む軽い疾病ならまだ良いのですが、脳梗塞や心筋梗塞などを引き起こせば、引き継ぎもない状態で突然長期休暇に突入する事態になることは会社にとって大打撃になるでしょう。
さらに勤務中に疾病が引き金となって労災を引き起こせば・・・そんなゾッとする話もあり得ます。
健康にお金を惜しむな
こまめに整備された自動車と、たまにしか整備しない自動車。
どちらが長く乗り続けられるかはもうお解りでしょう。
人間の体も同じようなものです。
ただし、車なら部品交換やオイル交換などができるので簡単に正常な状態へ戻すことができます。しかし人間となるとそうはいきません。
与えられた体は死ぬまで使い続ける以外ありません。
そんなの臓器移植があるじゃないかとおっしゃる気もわかりますが、そもそもドナーがいなければ実現しません。
ちなみに健康にお金を惜しむなと書きましたが、健康ドリンクとかサプリとか健康を謳う商品にお金をかけるのはお勧めしません。使うべきはメンテナンスの方です。
歯医者に定期的に通う
歯に問題が無いように思っていても歯医者さんには通いましょう。症状はなくても「歯のメンテナンスをお願いします」と伝えれば快く診断してくれます。
そこの歯医者が気に入らなくても歯医者ならコンビニの店舗数より多いので気に入った歯医者さんを見つけることも可能だと思います。それどころかどの歯医者さんも患者獲得のため大変親切です。
私の使っている歯ブラシも歯医者さんから勧められて大変気に入っているものです。

また、私の場合は寝ている間の歯軋りがひどいので寝ている間に付ける「ナイトガード(保険適用可)」というマウスピースを作ってもらいました。これをしていないと高齢になった時に歯を失うリスクが大きいからです。
歯医者さんから「人間の歯の耐用年数は50年です」と聞いてショックを受けて以来通い続けています。
休肝日?休肝月の間違いでは?
よく聞かれる休肝日。30代まではそれでもよかったのでしょうが50代では1日やそこらの休肝日程度で肝臓は全然休まっていません。
それの証拠に2〜3ヶ月ほど断酒するとテキメンに体の調子が良くなることが実感できるでしょう。
寝つきや寝起きが良くなり、お腹の調子も良くなり、頭が冴え、疲れが溜まらなくなります。
ちなみに「酒は百薬の長」という言葉は、昔の中国皇帝が税金欲しさに酒税に目をつけ、酒の販促のためにつくったキャッチコピーなので健康になる根拠は無いそうです。
それどころかアルコールは依存性のある薬物に指定されているのです。
健康診断はかならず受けよう
会社でも自治体でも健康診断が無料なら是非受けた方が良いと思います。
もし掛かりつけのお医者さんが見つかっていないのなら尚更受けておくべきでしょう。
でないと、いつもお忙しい内科のお医者さんは症状もない患者さんに対してあまり親切な診断をしてくれません。
その点、診断結果を持っていくとすんなり受け入れてくれます。こうして診断結果を持ってお医者さんを探しやすくして、掛かりつけのお医者さんを見つけることに利用しましょう。
少なくとも40代からは掛かりつけのお医者さんを見つけておくことをお勧めします。
50過ぎてからのエナドリは厳禁
疲れやすいからといってエナジードリンク飲んでませんか?
エナジードリンクを飲んで元気になるのは錯覚で、ただの体力の前借りです。
ちなみにエナジードリンクでは栄養補給できません。元気になったと錯覚させる主な成分は「カフェイン」です。
私の場合、不整脈をよく発症していたのですがカフェインを摂らないようにしてからは発症することが少なくなりました。
私はコーヒー大好きです。でもコーヒーは止めたくなかったので「ノンカフェイン」のコーヒー(インスタントもドリップタイプもあります)を愛飲しています。

ちなみに不整脈発症は30代後半。それをきっかけにタバコはきっぱり止めました。
寿命は誰もわからない
「自分なんて長生きするつもりはないから酒もタバコも止めるつもりはない。」
そんなことを自分も思っている時期がありました。
でも日々の暮らしで愛しいものや大事なお客様や楽しい友人が増えてくると、そうも言ってられなくなります。
酒もタバコも一時的には満たされるのを感じるかもしれませんが、人生においての幸せはそれが全てではありません。
無理をした体のまま高齢になると、もし長生きしてしまった場合に辛い終末を迎えかねません。
人生の終わりの生活が病院生活。それを何年も・・・なんて私はまっぴらです。
そうならないためにも、健康寿命を伸ばすため健康には気を遣った方が良いと思います。